2023年12月23日「サンタプロジェクト」レポート
- singlegifu
- 2023年12月30日
- 読了時間: 3分
~クリスマス~
12月に入る頃には、街が少しずつイルミネーションで華やかになり、TVではおもちゃのCMが心なしか多く流れ始めます。
クリスマスだからといって、子どもにプレゼントを用意できない家庭もあります。親に「クリスマスプレゼント、何が欲しい?」と聞かれて本当に欲しいものを伝えられない子もいます。
今回、tetote(テトテ)さんのご協力のもと開催された「サンタプロジェクト」の様子を紹介します。
ひとり親の子が参加するクリスマス会…では
児童養護施設や母子関係の支援団体などは、12月になると「クリスマス会」を開催します。
実は、私自身も母子会が主催する「クリスマス会」に参加したことがあります。
今回、このサンタプロジェクトをお手伝いすることになり、ふとわが子のことを思い出しました。
当時、子どもは4歳で、テレビで放送されていた「プリキュア」にはまっている時期。クリスマス会に参加したとき「プレゼント何かな?」と期待していたんですが…もらったものは、アンパンマンのお菓子セットでした。
もらったお菓子をすぐに私に手渡し「アンパンマンじゃない!」と言ったんです。戴いた物に文句を言うのも失礼だと思い、その場では「すいません」と謝って、そそくさと会場をあとにしました。
その時、子どもが本当に欲しいものをプレゼントしてあげることができない現実を改めて実感し、親として情けない気持ちになった記憶が…。
会場でプレゼントを手にして…
会場には、さまざまな大きさのプレゼントがズラリと並んでいました。中には手のひらに乗るくらいの小さな箱も…。

その小さな箱を取りに来た参加者に、プレゼントの中身を聞いてみると…なんと「隕石」とのことでした!
その隕石はオーストラリア産のもので、日本ではなかなか手にすることができないものらしいです。
現地のサンタさんが用意してくれた隕石(プレゼント)を見て「うぉ~!すごいなぁ~!!」と関心している姿に、こちらまで心が温まりました。
希望するプレゼントが用意されるまでには
サンタプロジェクトを主催されているtetote(テトテ)さんでは、プレゼントを贈る人も受け取る子もあったかい気持ちになれるよう…そんな想いを強く持って活動されています。
一方的にプレゼントを送る(渡すのではなく)子どもさんが本当に欲しいものをプレゼントするために、サンタさんになってくれる方とお子さんをマッチングしていくんです。
例えば、「冬に着るコートが欲しい」という女子高校生であろう10代のお子さんに対して、「ファッションが得意」という女性サンタさんをマッチング。5,000円以内の予算の中で、サンタさんは、プレゼントを吟味してくれます。「どんなコートが良いんだろう?」「冬に着るのであれば厚手のものがいいだろう」など…。中には「5,000円以内で買えるコートでは、なかなか冬に着るものは難しいかもしれない…。良ければ自身が買った(ほぼ未使用)のものも一緒に渡せないか?」とtetote(テトテ)のスタッフさんに相談するサンタさんもいたとか…。
こうした双方の想いを繋げ、ひとつひとつのプレゼントが用意されていきます。
サンタプロジェクトで”サンタさん”も幸せに
プレゼントを用意するサンタさんも、そのプレゼントをもらうお子さんも、幸せな気持ちに包まれる「サンタプロジェクト」
主催されているtetote(テトテ)さんは、実はかなり大変な作業ながらもプレゼントがお子さんの手に渡ったときには、幸せな気持ちになるという話をして下さいました。
もちろん、会場でプレゼントを受け取ったご家族の笑顔を間近に見て、私自身も幸せな気持ちになったことはいうまでもありません。

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